米国市場
株価はまちまち、年末は堅調に推移
連休中の米国株は、序盤に利益確定売りが出たため、まちまちのパフォーマンスとなった。S&P500種株価指数は年初来安値にもかかわらず、2年連続で20%以上の上昇となり、過去25年間で最高の2年間のパフォーマンスを記録した。
主要経済データ
12月のシカゴPMIは36.9に低下、13ヵ月ぶりの低下。アトランタ連銀は第4四半期のGDP成長率予想を3.1%から2.6%に下方修正。明るい材料としては、失業保険申請件数が211,000件と8ヵ月ぶりの低水準となったこと。
国債利回りが低下
利回りはほとんどの満期で低下し、地方債と社債を押し上げた。
ヨーロッパ市場
欧州株はまちまち
STOXX600は0.20%の上昇。ポンド安が英国のFTSE100を押し上げ、0.91%上昇した。
スペインのインフレ率が急上昇
12月のインフレ率は2.8%に上昇し、ECBが慎重な利下げを求めるタカ派的な声を後押しした。
英国の住宅事情
12月の住宅価格は前月比0.7%上昇し、年間では2022年以来最も速い伸びとなった。
日本市場
年末の落ち込みにもかかわらず好調な1年
日経平均株価は、円安と企業改革が追い風となり、年末の終値としては過去最高となる20%の上昇で2024年を終えた。12月のPMIはわずかに改善し、縮小幅が縮小した。
中国市場
成長鈍化の中、市場は弱含み
製造業PMIは50.1と予想を下回った。12月の不動産販売件数は前年同月比横ばいだが、前月比では24.2%増加し、安定化の兆しを見せた。
その他の主要市場
トルコ
中央銀行は金利を47.5%に引き下げ、2025年の最低賃金は30%引き上げられた。
メキシコ
中央銀行は金利を10.00%に引き下げ、インフレ目標を2026年まで延長した。
*データソースデータ出典:Yahoo!過去の実績は将来の結果を示すものではありません。